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おじさまExcelに悪戦苦闘(2002.10.12)

最近、昭和15年生まれの男性の方が、仕事でExcelを使っているんだけど、どうしても月末の数字が合わないので、大至急なんとかできるようになりたい、といってリズ澄川に飛び込んできたんですね。

フロッピーディスクを持ってきていて、そのファイルを見てみると、関数やマクロが作成されていたので、これは大変かも、と同情してしまったので、なんとかできるようにがんばりましょう、ということでレッスンを受け付けたのです。

すると、その方はとても喜んでくれたのです。聞くと、他のところにも同様に聞きに行ったらしく、「これは専門的な知識が必要になるので、授業では行ないません。」と冷たくあしらわれたようなのです。

悲しそうな顔をして、「ここにも断られたら、仕事が進まないのでどうしようかと思って」とおじさまの眼がウルウルするので、これはぜひ、やらなければならない、と思って、なんとか一緒にそのファイルの中身を確認して、一番ベストの方法を考えました。

すると、完成の形を見つけることができたので、それを教材として、7回のレッスンで終了することができ、本人もたいへん満足されて帰っていきました。顔色が青色から赤色に徐々に変化していったので、こちらもホッとしましたね。

でも、その前任者が作成した表には、CONCATENATE関数、EOMONTH関数、DSUM関数が組み合わされていて、日々入力した日報データを、集計結果表に出していく、といったものなので、そりゃぁ、その式を見るだけでも苦痛だろうなぁ、なんて思ったりして、今後も悪戦苦闘するんだろうな、と思ってしまいます。

私的には、そんなExcelで集計表を作成するよりも、Accessというソフトで仕組みを作成してしまえば、日々の業務がとても効率化するのになぁ、なんて思ったりして。

ただ、会社のパソコンにAccessを購入する予算がない、ということであればそれも難しいので、やはり、しばらくExcelで複雑な表で悪戦苦闘することになるんだろうなぁ、なんて思うと、はたしてパソコンの利用は業務の効率化になっているのかって疑問に思ってしまうんですね。

やはり、Excelの使い方だけを勉強するのではなくて、業務が効率化するようなExcelの使い方を身につけた方がいいのでは、とつくづく思ったわけです。

それを教えるためには、教える側が業務にパソコンを活用している必要があるので、ただ単にExcelが使え、関数等も知っているだけではダメですね。

教える側が、パソコンを使って仕事の効率化を常に追求しなければダメだな、と再認識したしだいです。

ところで、フロッピーを持ってきてくれたのは、よかったのですが、実はラルーというウィルスに感染していて、修復不可能な状態だったこともわかり、会社のパソコンにウィルスバスターを入れてもらって、ウィルスを駆除してもらいました。おじさま、とてもキョトンとして、こりゃまいった、ということの連続だったことも付け加えておきます。



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